羽鳥慎一モーニングショーでまた吉本問題をやっていて、
「反社会勢力」との繋がりという論点が、宮迫の思惑
どおり、今は「吉本の幹部が悪い」という論点にすり替わ
ってしまっているのを馬鹿らしく眺めていた。
それでも注目点が見つかるもので、玉川徹氏は根っからの
組織人、しかも安定企業の組織人の論理を主張しているの
であって、だから「契約書、契約書」と連呼する。
契約書が新しい時代の常識だと思っているらしい。
だが、わしが「SPA!」で連載するために交わした契約書
なんかないし、「FLASH」も「小説幻冬」も契約書なしで
描いているので、人気がなくなりゃ切られるだけ!
それは編集長の意のままである。
そもそも日本は「高信頼社会」であって、契約書よりも
信頼で資本主義が回っているのが国柄なのだ。
モーニングショーを見ていたら、吉本の元マネージャー
の言うことはよく分かる。
芸能の世界と、一般企業の組織の論理は、全然違っている。
その上、言っておきたいことがあるが、日産も1万人を
リストラするそうだ。
もはや一般企業とて、契約書で安定が保証される時代では
ない。
企業も、芸能界も、出版界も、弱肉強食が基本論理であり、
根っからの組織人には、それが分からないのだろう。
だからといって、わしが新自由主義を支持しているわけ
ではなく、身障者を生産性だけで排除するような社会は
ダメだという山本太郎の考えには大いに賛成している。